【無料レンタルサーバー比較】おすすめ7サービスの機能・容量・特徴を紹介

【無料レンタルサーバー比較】おすすめ7サービスの機能・容量・特徴を紹介

個人のブログやウェブサイトを作って運用してみたい、うまくいけば副業として収益化も目指してみたいという方は、まだまだ多いかと思います。

近年は無料で使えるレンタルサーバー・プランも増え、無料でここまで機能が使え、サイト制作も簡単にできるといったサービスがいくつもあります。

また、同類の目的を達成できる方法として、無料で使えるウェブサイト制作ツールも、無料レンタルサーバーの代替手段として検討可能です。

今回は、筆者が実際に活用・検証してみた上で、日本国内、海外のサービスも含めた、7つの無料のレンタルサーバー、ウェブサイト制作ツールを比較して紹介します。

 

■目次
1. 【無料レンタルサーバー比較】 7サービス一覧比較
2. XFREE無料レンタルサーバー
3. スターサーバー フリー (無料プラン)
4. XREA Free (エクスリア 無料プラン)
5. 忍者ホームページ 無料レンタルサーバー
6. 000webhost (海外の無料レンタルサーバー)
7. WIX (無料プランがあるウェブサイト作成ツール)
8. FC2ホームページ (無料版があるウェブサイト作成ツール)

 

【無料レンタルサーバー比較】 7サービス一覧と主な機能の比較

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無料サーバー WordPress メール ビルダー 容量
XFREE 1GB
スターサーバー 2GB
XREA 1GB
忍者ホームページ 500MB
000webhost 300MB
WIX 500MB
FC2ホームページ 1GB

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※ビルダー: ウェブサイトをドラッグ&ドロップなどで視覚的に、容易に制作できるツール。

 
 

XFREE無料レンタルサーバー

XFREE無料レンタルサーバー(無料レンタルサーバー比較)

外部機関の調査で2020年2月時点、国内シェアNo.1のレンタルサーバー「X SERVER(エックスサーバー)」が展開する、無料レンタルサーバーのプランがあります。

3種類の無料プランがあり、Wordpressでのウェブサイト制作、個人ブログ・簡易サイト運営など幅広い用途に利用可能です。

■XFREE無料レンタルサーバー 3種類のプラン概要
1. HTMLサーバー機能プラン
ウェブサイト上に広告表示無しで無料で利用可能。容量は小さめ。

2. PHP・MySQLサーバー機能プラン
動的サイトの作成が可能。(PHP・MySQLデータベースを利用可能。)

3. WordPress機能プラン
高速システムを搭載し、データベース容量も多め。

 

メリット

エックスサーバーの関連サービスで、安心感があること。(サービスが急に終了する可能性が低い見込み。)
Wordpressの簡単インストール機能があること。(自分でWordpressファイル・データベースをダウンロードし、インストールする必要がなく、楽である。)

 

デメリット

メールアカウントを持つことはできないこと。
2と3のプランでは、サイト上に広告表示がされてしまうこと。
セキュリティ設定機能のSSLが使用できないこと。

■基本機能・契約関連
・ドメイン取得: 可能(エックスドメイン)
・独自ドメイン設定: 可能
・メールアカウント: 不可能
・Wordpress利用: 一部プラン(2,3)で可能
・広告表示: 一部プラン(2,3)で表示有り
・初期費用: 無料

■サーバースペック・仕様
・php: 一部プラン(2,3)で可能
・データベース mysql: 一部プラン(2,3)で可能
・ディスク容量: 1GB(1,2のプラン) / 2GB(3のプラン)
・SSL: 不可能
・FTP: 可能
・python: 不可能

■ページ
・公式サイト: XFREE無料レンタルサーバー

 
 

スターサーバー フリー (無料プラン)

スターサーバー 無料プランのレンタルサーバー

格安の値段(月額300円ほど)で、様々な機能を利用できるスターサーバーのレンタルサーバーにも、完全無料のプランがあります。

スターサーバーはエックスサーバーの関連サービスであることから、類似性のある3種類のプランを提供しています。

■スターサーバー フリー 3種類のプラン概要
1. フリープラン
広告表示無しで使える。PHP・データベースなどの機能は無し。

2. フリー容量増加プラン
フリープランの倍(4GB)の容量があるが、スマホで広告が表示される。PHP・データベースなどの機能は無し。

3. フリー PHP+MySQLプラン
PHP・データベースの機能が使えるが、容量は最小(2GB)で、スマホで広告が表示される。

 

メリット

類似のXFREE無料レンタルサーバーに比べ、容量が多いこと。
XFREE無料レンタルサーバーと同様に、Wordpressの簡単インストール機能があること。

 

デメリット

メールアカウントを持つことができないこと。
セキュリティ設定機能のSSLが使用できないこと。
多機能なプランでは、広告表示がされてしまうこと。

■基本機能・契約関連
・ドメイン取得: 可能(スタードメイン)
・独自ドメイン設定: 可能
・メールアカウント: 不可能
・Wordpress利用: 一部プラン(3のプラン)で可能
・広告表示: 一部プラン(2,3)で表示有り
・初期費用: 無料

■サーバースペック・仕様
・php: 一部プラン(3のプラン)で可能
・データベース mysql: 一部プラン(3のプラン)で可能
・ディスク容量: 2GB(1,3のプラン) / 4GB(2のプラン)
・SSL: 不可能
・FTP: 可能
・python: 不可能

■ページ
・公式サイト: 無料レンタルサーバー - スターサーバーフリー

 
 

XREA Free (エクスリア 無料プラン)

XREA Free (エクスリア 無料プラン)

大手GMOインターネットのグループ会社である、GMOデジロックが運営する、XREA(エクスリア)のレンタルサーバーには、無料で利用できる「XREA Free」のプランがあります。

GMOインターネットグループは、グループ内で異なる会社として、数多くのレンタルサーバーサービスを展開していますが、サービスサイト、管理画面までも広告バナーが多く、正直な所は使い勝手があまり良くない印象があります。

このXREA(エクスリア)のサイト・管理画面内も同様です。
一方で、機能面については他社比で良好な面が多いです。 上記で紹介したエックスサーバー・スターサーバーの無料プランでは対応していない機能も備えています。(詳細は下記)

 

メリット

XFREE、スターサーバーフリーが対応していない、メールアカウントを持つことが出来る。
また、同じく上記2社が提供していない、セキュリティ機能のSSLに対応している。
PHP・データベースもあり、Wordpressサイトの制作・運営が可能。

 

デメリット

登録処理や管理画面、関連サービスが多く、煩雑であること。
例えば、XREA(エクスリア)のレンタルサーバーを使おうと思うと、別途「バリュードメイン」の別サービスのアカウント登録が必要であるなど。

また、GMOインターネット、関連会社ならではの点として、管理画面上に広告が非常に多い。
XREA(エクスリア)のサーバーを使っているはずなのに、サイドバーには別のレンタルサーバー「コアサーバー」の追従広告が表示されるなど、非常に気持ち悪い。

■基本機能・契約関連
・ドメイン取得: 不可能(関連サービスの、バリュードメインは有り)
・独自ドメイン設定: 可能
・メールアカウント: 可能
・Wordpress利用: 可能
・広告表示: 表示される
・初期費用: 無料

■サーバースペック・仕様
・php: 可能
・データベース mysql: 可能
・ディスク容量: 1GB
・SSL: 可能
・FTP: 可能
・python: 可能

■ページ
・公式サイト: XREA(エクスリア)

 
 

忍者ホームページ 無料レンタルサーバー

忍者ホームページ 無料レンタルサーバー

「忍者ツールズ」という、いくつかのウェブサイト制作関連、アクセス・データ分析関連のサービスのうちの一つである、「忍者ホームページ」。
非常にシンプルで機能は限られていますが、無料で利用できるレンタルサーバーです。

忍者ツールズは元々、2003年から運営を開始しており、ホームページ制作関連サービスとしては非常に歴史があります。

 

メリット

機能が限られているため、ただ静的なサイトをFTPを利用して表示するためだけならば許容でき、非常にシンプルであること。

 

デメリット

2020年2月より、サービス・機能の提供を縮小していっているため、不安定感がある。(今後サービス提供停止の可能性はありそう。)

メールアカウントや、PHP・データベース、Wordpressなどのサイト制作ツールは利用できない。
また、他社の無料プランに比べて、500MBとディスク容量が少ない。

■基本機能・契約関連
・ドメイン取得: 不可能
・独自ドメイン設定: 可能
・メールアカウント: 不可能
・Wordpress利用: 不可能
・広告表示: 表示される
・初期費用: 無料

■サーバースペック・仕様
・php: 不可能
・データベース mysql: 不可能
・ディスク容量: 500MB
・SSL: 可能
・FTP: 可能
・python: 不可能

■ページ
・公式サイト: 忍者ホームページ

 
 

000webhost (海外の無料レンタルサーバー)

000webhost (海外の無料レンタルサーバー)

格安のレンタルサーバー「Hostinger」の関連サービスである、「000webhost」は、無料のレンタルサーバープランがあります。

この000webhostの特徴としては、洗練されたデザインのサイト、使い勝手の良さ、そして無料で利用できるには豊富な機能、と、非の打ち所がないくらいの印象です。

ディスク容量は日本の無料レンタルサーバープランに比べると少ないのですが、
Wordpressの簡単インストールがあり、広告表示が完全に無いこと、独自ドメイン・SSLなど、無料とは思えないくらいの機能を備えていると思います。

言語が問題なければ、簡易なWordpressサイトを無料で、ブログ運営目的などであれば、機能的にはこのサービスが一番良いと思いました。

 

メリット

当サービスサイトの使い勝手・操作性が良く、無料プラン利用開始後、即座にWordpress簡単インストールなどを視覚的にスムーズに進められる。
サイト上の広告表示無しで、Wordpressの簡単インストール、サイト運営ができる無料プランは、上記で紹介した日本国内のサービスでは存在しない。

 

デメリット

他の日本国内のサービスの無料レンタルサーバーに比べ、ディスク容量が少ない。
日本語に対応しておらず、英語など外国語でサービスを利用する必要がある。

■基本機能・契約関連
・ドメイン取得: 可能
・独自ドメイン設定: 可能
・メールアカウント: 一部可能(WEBメール・受信BOXなどは無し。メールアカウントを持ち、別の受信BOXへの転送は可能。)
・Wordpress利用: 可能
・広告表示: 表示なし
・初期費用: 無料

■サーバースペック・仕様
・php: 可能
・データベース mysql: 可能
・ディスク容量: 300MB
・SSL: 可能
・FTP: 可能
・python: 不可能

■ページ
・公式サイト: 000webhost

 
 

WIX (無料プランがあるウェブサイト作成ツール)

WIX (無料プランがあるウェブサイト作成ツール)

レンタルサーバーを無料で利用し、サイトを制作・運用するということと異なりますが、ウェブサイト作成ツールとして、「WIX」を紹介します。
WIXは、静的なウェブサイトを無料で作成できるツールを提供しており、サイト運営に関する機能も提供しています。

通常のレンタルサーバー利用と異なり、サーバーを管理する画面(コントロールパネル)はなく、プラン利用後はウェブサイト制作に特化した、操作画面を扱うことになります。
FTP、データベースの操作、Wordpressインストールなどを実施することはできません。
レンタルサーバーを利用しているという感覚・操作感はありません。

WIXの特徴としては、Wordpressや他の制作ツールにもあるような、ウェブサイトビルダー機能があります。
視覚的に静的なサイト上に表示するコンテンツをドラッグ&ドロップで配置、作成することが出来ます。

また、自分でウェブサイトの大枠を作るのではなく、ADI(人工デザイン知能)という機能により、いくつかの簡単な質問に答えていくと、数分でウェブサイトの大枠を作成してくれるツールも有り、実際に使ってみると便利でした。

その他には、「Corvid by Wix」(高度なWebアプリケーションを構築するためのオープン開発プラットフォーム)、「Wixストア」(ECサイト制作ツール)、「Wixブッキング」(オンライン予約サイト制作ツール)、「Wixレストラン」(オンライン注文サイト制作ツール)など、多くの機能が利用でき、サイト制作ができます。

ただし、オンライン予約、決済などは有料のプレミアムプランの登録が必要です。

 

メリット

機能ツールが豊富で、静的なウェブサイトを簡単にすぐ制作できる点。
必要に応じて有料プランを活用すれば、プログラミング知識がなくても、事業に関連した予約・決済などを導入できる。

 

デメリット

WordPress、FTPなどが使えないため、自由度が限られる。
あくまで、WIXのウェブサイト制作のビルダーツール機能を前提に、ウェブサイトを運営する場合に限られる。

■基本機能・契約関連
・ドメイン取得: 可能
・独自ドメイン設定: 不可能(有料のプレミアムプランで可能)
・メールアカウント: 不可能(有料のプレミアムプランで可能)
・Wordpress利用: 不可能
・広告表示: 一部あり(WIXで制作されている旨の一文と、WIXへのリンクが、サイトの一番上に表示)
・初期費用: 無料

■サーバースペック・仕様
・php: 不可能
・データベース mysql: 不可能
・ディスク容量: 500MB
・SSL: 可能
・FTP: 不可能
・python: 不可能

■ページ
・公式サイト: WIX

 
 

FC2ホームページ (無料版があるウェブサイト作成ツール)

FC2ホームページ (無料版があるウェブサイト作成ツール)

「FC2ブログ」、「FC2動画」など、いくつものウェブサービスを提供する、本社をアメリカに置く「FC2, Inc.」が展開する、「FC2ホームページ」。
主な機能面では、WIXに類似しており、完全無料でウェブサイト制作・運営をすることができます。

WIXと同じで、レンタルサーバーを利用して自由にサイト制作するというタイプではなく、FC2ホームページが提供するツールで制作していくイメージです。
下記は実際の制作ツールの画面ですが、WIXのようなおしゃれな感じではなく、操作性的に時間が掛かる印象があります。

FC2ホームページ ・制作ツール画面

それでも、いくつかのサイトテンプレートが用意されており、ある程度希望に近いデザインの静的サイトをすぐに構築することは可能です。

 

メリット

完全無料でサイト制作ツールもあるため、無料でレンタルサーバーを使っても、自分でサイト制作ができない人には、このようなツールは便利である。

同類サービスのWIXと比べた場合、FTPファイルマネージャーが利用できる点は、サイト制作を少し柔軟にできるため、メリットと言えそう。

 

デメリット

同類サービスのWIXと比べると、おしゃれな感じや、操作性の面で劣っている印象がある。

WIXも同じだが、独自ドメイン利用のためには有料プランが必要であること。
(サイト制作ツールではなく、無料レンタルサーバーサービスの場合、ほぼ例外なく無料で独自ドメインを設定可能である。)

■基本機能・契約関連
・ドメイン取得: 可能
・独自ドメイン設定: 不可能(有料プランが必要)
・メールアカウント: 不可能(有料プランが必要)
・Wordpress利用: 不可能(有料プランが必要)
・広告表示: 表示なし(サイト最下部・フッターに、「Powered by FC2ホームページ」は表示される。)
・初期費用: 無料

■サーバースペック・仕様
・php: 不可能(有料プランが必要)
・データベース mysql: 不可能(有料プランが必要)
・ディスク容量: 1GB
・SSL: 可能
・FTP: 可能
・python: 不可能

■ページ
・公式サイト: FC2ホームページ

 
 

レンタルサーバーのおすすめ比較の完全版 – 無料や格安プランにもおすすめ!

レンタルサーバーのおすすめ比較(ウェブサイトプラネット)

こちらのページでは、レンタルサーバーの契約・料金プランや、サイト制作・サポート問合せ・パフォーマンスまで徹底検証した結果をもとに、おすすめのレンタルサーバーを比較して紹介しています。

ウェブサイトやブログを運営するにあたり、初心者でも比較できるように、メリット・違い、それぞれのサーバーの機能スペック(Wordpress、容量)、料金(有料or無料)について解説しているので、チェックしてみましょう。

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Satoshi Abe (安部 怜史)

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