誰もが予想していなかったコロナウイルスの影響下で、多くの人が不安な中で、それでも仕事をしたり、生活を続けているかと思います。
仕事柄、電車での移動・通勤が不可欠な方もいるでしょう。イベント事業者やアーティストなどで、仕事が減少したり、無くなってしまった方もいるでしょう。
私も、運営するNPO法人での一部のイベントの仕事がキャンセルなのか、延期なのかわからない状況下にあります。
また、インターネットを通じたWEBマーケティングのフリーランスの仕事も、特に経済活動が停止している海外がメインのサービスであるため、時給が20%カットされることにもなりました。
それでも仕事があるだけ、まだ幸せだと思う現時点です。これから更にどう変化していくか不明ですが。
そんな状況で、それだからこそ有益となる方もいるでしょうが、近年より注目が集まっている、「フリーランス」という働き方について、少しでも仕事の可能性・機会を共有できるかと思うため、自分が度々利用している。「Linkedin(リンクトイン)」というビジネス系のSNSについて紹介します。
Linkedinでは、フリーランスとして、またリモートの勤務体制で、海外の仕事を受注して働くことが出来る可能性があります。
仕事の内容としては、ウェブ開発、デザイン、マーケティング、翻訳(外国語→日本語)など様々あります。
以降で仕事の受注方法、進め方・働き方などについて紹介します。
Linkedinとは。海外のフリーランス案件を受注できる?
■Linkedin(リンクトイン)公式サイト
Linkedin(リンクトイン)は、簡単に言うと、ビジネス版のFacebookのようなソーシャルメディアです。
主には海外のユーザが多く、利用者の多い国の例としては下記のような利用者分布となっています。(Linkedin公式サイトの統計情報ページ)
■世界と日本のLinkedinユーザ数(2020年3月時点)
・全世界合計(約200ヶ国):約6.7億人 ・アメリカ:約1.6億人 ・インド:約6,400万人 ・中国:約4,900万人 ・ブラジル:約4,100万人 ・イギリス:約2,800万人 ・オーストラリア:約1,100万人 ・日本:約200万人
日本国内では約200万人ですが、海外諸国と比べると、労働者人数に比して少ない割合のようです。
他のソーシャルメディアで言うと、2020年3月時点で、LINEが8,300万人、Twitterが4,500万人、インスタグラムが3,300万人です。
これら利用者の多いSNSと比べても、その少なさが良くわかります。
■Linkedinを通じて受注する仕事の件数と種類
冒頭でも記載していますが、このLinkedinは海外のユーザが多いことから、海外から日本のフリーランスなどへの仕事の依頼も届きます。
コロナの状況が世界で深刻化する前、2019年〜2020年初頭では、1週間に2,3件か、多いときには毎日のように、フリーランスの長期的な仕事案件のオファー(依頼・相談)が届きました。
また、感覚値ではありますが、日本人ユーザが少ないことから、競争率が低く、海外のフリーランス案件を比較的受注しやすい印象があります。
Linkedinでできること・機能
そもそもこのLinkedinのサイトを活用して、基本的にはどのような機能利用ができるかについても、触れておきます。
主には下記の機能を利用し、オンライン上のビジネス活動ができます。
■Linkedinでできること/主な機能 ・自分のプロフィール(簡易な履歴書に該当する)を登録し、人材会社や採用を検討する企業に閲覧してもらえる。 ・直接の面識ある知人と繋がり、メッセージ利用や、投稿への反応(いいね・シェアなど)をしてタイムラインを利用する。 ・採用者として仕事の募集を掲載する。 / 求職者として掲載された仕事を閲覧・応募する。 ・グループコミュニティを作成したり、参加して情報交換する。
Linkedinでの海外のフリーランスの仕事の受注方法
それでは実際に、Linkedinを通じて海外のフリーランス案件を受注する方法を、私の経験をもとに紹介します。
仕事を受注する方法として、一般的な掲載されている仕事を探し、応募することも一つの方法ですが、ここでは採用担当者などからオファーをもらうように準備し、対応する方法を紹介します。(そのオファーをもらえるような状態を作れている方が、より仕事ができる可能性が広がると思うので、それを推奨します。)
1. プロフィール・経歴を充実させる
Linkedin上では日本・海外の人材会社や採用担当者が、それぞれの募集要項に合致する人材をサイト上でサーチしてオファーを出すということを日々行っています。
そのサーチに上手く引っかかり、オファーを検討してもらうように、主に下記のプロフィール事項を入力します。
■Linkedinの主なプロフィール入力事項 ・About: 自己紹介概要。どんな人物か、仕事の経験があるかなど。 ・Experience: 具体的な職歴(年数、役職、成果物のリンクなど) ・Education: 学歴 ・Skills & Endorsements: スキル事項(タグのようなもの)
2. 仕事案件のオファーをもらい、やりとり・条件を詰める
プロフィールを充実させると、採用目的のリクルーターからオファーのメッセージを受信することが増えます。
オファーの内容は、それぞれの登録ユーザのスキル、経験に基づいて内容は異なります。
私の場合はこれまでの「マーケティング」の経験を活かして海外の会社や人と連携して、リモートでマーケティングのフリーランス案件を求めていました。
そのため、マーケティングの仕事経験・成果などを充実させたところ、実際に上記画像のように、Linkedinを通じて、日本語ネイティブで、SEO(Googleなどの検索エンジン最適化のマーケティング)の担当者を募集しているというオファーを受けられました。
その後は、スキルのマッチ具合や報酬(時給制か月給制かなど)、勤務時間などについて双方に認識違いがないかを確認します。
3. テストが必要な場合は対応する
また、上記で紹介した案件の場合は、本契約をする前に、スキルのチェックテスト(複数の候補者からの選考)がありました。
そのテストでは、契約したら実際に業務をすることになるウェブサイトについて、SEOのマーケティング施策を整理するというもの。
明確で確かにミスマッチが起こりにくいなと思いました。
ちなみに、そのテスト業務についても、時給が発生し、支払をしてもらえました。(もしかすると、仕事の依頼主によって違うケースはあるかもしれませんが。)
4. 契約し仕事を開始する
テストがあればそれを通過し、仕事内容・契約内容を了解しあい、場合によっては秘密保持契約(NDA)を交わすなどして、完了。
あとは、クライアントと必要に応じてやりとりして、仕事をスタートさせていくことになります。
海外のフリーランス案件・仕事の進め方 事例
詳細な仕事における気付きや難しい点は、また別途記事にしようと思いますが、仕事においてよく使うツールや、ルールに関することを少しお伝えします。
まずコミュニケーションについてですが、日本でも利用者が増えているSlackのメッセージやりとりや、電話であればSkype、タスク管理はAsanaやTrelloなどを使うことが多いです。
■業務時間の計測ツール
私がこれまで取り組んだ海外のフリーランス案件は時給制でしたので、業務時間の計測と報告が必要です。
そういった状況にも海外企業の担当者は普通のこととして対応しており、ツールもあります。
具体的には、Clockifyというような、業務時間の計測ツールを使います。
Asanaなどのタスク管理ツールと連携させられ、フリーランスの業務者が仕事をする時にクリックして、時間計測をしながら仕事をすることができるようなツールとなっています。
■給与の支払い方法
また、重要な給与の支払についてですが、海外のクライアントが日本の銀行へ振り込んでくれるようなことはまず無く、予めPaypalを通じて支払いをするというルールのことが多いです。
上記のようなイメージで、Linkedinを通じて海外企業などからのフリーランス案件仕事を受注させてもらい、仕事をして給料をいただくということが可能となっています。
今回は概要レベルのお話まで。また今後、更に詳細な仕事の話も執筆できればと思います。
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